3月26日(日)

旧暦ではまだお雛祭りの前にあたるので
上巳の節句、桃の節句、について調べるところから準備はスタート。
古代中国で、女児三つ子が生まれた三日後に三人とも亡くなり
厄払いに川で禊をしたことから、三月初めの巳の日に水辺に出て禊をする風習ができた。
禊の行事が、流し雛として日本の地方行事に残っており、
また、貴族文化の中では、曲水の宴や人形遊びから雛を飾り宴をするようにもなる。
江戸時代に民衆にも広がり、道具作りが豪華になり、飾り雛の風習が定着する。
食としては、春の食材を用いる。
白酒しろざけ、蓬餅、菱餅、雛あられなど。
あさつき、わけぎ、鰈、小鯛、サザエ、蛤など、季節の初物。

今回の茶会は、食事をやめて、百姓手仕事とお茶の工夫をすることに。

黒文字で自身の楊枝を作る、餅花をつける、雛あられを炒る。
仕込んでおいた白酒を数粒だけなめてみる。
お茶は、購入してきたこだわりの黒文字茶と、
畑で摘み、洗い蒸して乾燥した蓬のお茶と。
お抹茶は、懐かしく盆略手前を学び直すなどして、
主菓子は近隣のお茶菓子専門の和菓子屋さんにお願いしたものを。

当日はいろいろな作業をしたこともあって
にぎやかで楽しく過ごすことができたように思う。
その時々の季節や行事の核心を学びながら、
百姓茶会らしく、自然の恵みを活かす手仕事と
茶文化を楽しむ遊び心と両立させていきたいなと思う。

コラボしてくださる友人とご参加くださる友人たちと
本当に嬉しい一日となりました。
感謝でいっぱいです♪

 

このページの先頭へ